この春、突然我が校(渋谷区立代々木小学校)に大きな問題が降りかかりました。来年4月に全校生徒100名余りの我が校に,隣校(山谷小学校)からほぼ全校児童200名余りが転校生として来て一緒に過ごし、2年後には両校廃校になり、新校が設立されるという計画だそうです。教育委員会からの説明に学校内が大きく揺れています。そんな状況にあることを、大勢の方に知って頂きたいと思い、慣れないブログを始めることにしました。

 そして、 これは個人のブログですが、問題の経緯が非常に複雑で、デリケートな問題をたくさん含んでいますので、それらについては自分の考えは置いて、一保護者の知っている範囲で学校や周囲で起こっていることをただ伝えるように努めたつもりですが、あまりに強引で拙速なやり方に思わず感情が入ってしまった部分も多々あります。どうかご理解の上、ご覧下さい。

2012年9月18日火曜日

39 説明会③ デメリットはない

 どれもこれもそうなのですが、最初の説明会から、保護者側が一貫して訴え続けていることの一つに、教委側が転校・統廃合によるデメリットを全く示してくれない。認めない。ことがあります。

 今回の説明会では、「代々木小学校には教育的にデメリットはありません!」と言い切ってしまわれ会場は騒然としました。

 認めない、示さない。ということは、それらの問題に対する用意が全く出来ていない。考えていないと保護者側は受け取ってしまいます。もし、教委さんが、事前にちゃんと詳しく前例を挙げて、このような事例には、こういう対策をして予防します。このようなことが考えられるのでこのように…。それでも起こってしまった場合は、このようにする予定です。もし、保護者側から心配があれば、一緒に考えましょう。くらいの用意・提示があれば、もう少し納得する人も出たでしょう。

 しかし、心配の種を訴えても、「これから検討します。」「その時は指導室が相談にのります」「教委が誠意を持って対応します。」など通り一遍の回答だけでは、誠意が伝わらないのではないでしょうか。
 強引で準備不足な計画であっても、もう少し位住民に寄り添った気持ちだけでも出してくれないのかなと。 人間理屈だけではないこともあります。 もう少し柔軟な態度を示してくれれば、気持ちが変わる人も出てくるかもしれないのに、と思うことがしばしばあります。