南新宿町会が当番なので、氏子九町会8基の神輿が南新宿に集まったそうです。
そこで代々木小学校の鼓笛演奏が行われました。
校歌・銀河鉄道999・そばかす の三曲が演奏され、大きな拍手と歓声を頂きました。
人数は普段よりも少なかったのですが、ビルの谷間の道路ということも手伝って、音が反響したのか、とても大きな音に聞こえて迫力がありました。
区長さんはじめ、各町会の担ぎ手の皆さん方もたくさん見てくださっていたので、さぞかし緊張したことと思いますが、子供たちはよくやりました。本当に親のほうがドキドキしたことでしょう。
鼓笛演奏のあとに区長さんの挨拶があるということで、その発言に注目が集まりましたが、地域の伝統と文化を守って街を活性化させてほしいとの内容だったようです…。
祭礼には、代々木小学校は、PTAで割り振って祭礼のお手伝いをします。子どもも勿論親について行ったり、太鼓連として、踊り手として、担ぎ手、賑やかしなどなど、活躍する場が多いものです。
子供は地域の宝。といいますが、祭りでは特に実感します。
今回の統廃合計画が進めば、この地域から学校はなくなります。子供たちは地域を素通りして隣の地域に通うことになり、子供と地域の関係は希薄化するというのが、今までの統廃合の例からみえることだそうです。
しかも山谷小学校は行政地区も、氏子地域も違って代々木八幡宮の氏子地域の学校ですので、来年からは、二つの地域の子供が混在することになり、毎年ではありませんが、祭礼のこうした鼓笛演奏、土曜日授業と地域行事との調整、 地区運動会も、今まで千駄ヶ谷小・鳩の森小と3校で当番して開催していましたが、子供たちは学校はないけれども地域住民として参加するのか、どれをとっても綿密な調整をしなければ、うまくいかない、ヘタをすれば、この地域の祭礼からそのうち子供が消えてしまうかもしれないのです。
しかし、その綿密な作業をするのは学校では校長先生はじめとする先生方、地域では住民の方々、保護者などであって、決して教委さんではありません。
大げさに言っている訳ではありません。実際区内の以前の統廃合で、神輿の担ぎ手が大幅に減ってしまって、成り立たないといった事例があったそうです。
是非鳩の森神社祭礼の氏子問題としても、関心を以て考えて頂ければありがたいと思います。