この春、突然我が校(渋谷区立代々木小学校)に大きな問題が降りかかりました。来年4月に全校生徒100名余りの我が校に,隣校(山谷小学校)からほぼ全校児童200名余りが転校生として来て一緒に過ごし、2年後には両校廃校になり、新校が設立されるという計画だそうです。教育委員会からの説明に学校内が大きく揺れています。そんな状況にあることを、大勢の方に知って頂きたいと思い、慣れないブログを始めることにしました。

 そして、 これは個人のブログですが、問題の経緯が非常に複雑で、デリケートな問題をたくさん含んでいますので、それらについては自分の考えは置いて、一保護者の知っている範囲で学校や周囲で起こっていることをただ伝えるように努めたつもりですが、あまりに強引で拙速なやり方に思わず感情が入ってしまった部分も多々あります。どうかご理解の上、ご覧下さい。

2012年8月28日火曜日

29 文教委員会~山谷小改修は不可能か~


 8月3日に行われた文教委員会で。

 文教委員の共産党議員さんからの教育委員会に対しての質問に、文教委員の自民党議員さんが強硬に教育委員会サイドを擁護し教育委員会さんが応える前にそこで質問を潰してしまう。というやりとりが何度も繰り返されていて、傍聴者も異様な雰囲気を感じたように思いました。
 ここで大問題になっていたのが、山谷小の耐震補修工事が、可能か不可能かがわかる、専門家の書類をこの場に出すか出さないか。であったと思います。教育委員会さんのこれまでの立場は、「山谷小の改修は不可能」という専門家の判断であるから、廃校か建て替えを選択しなければいけなかった。そして建て替えを区長が選択した。ということでした。この専門家の判断が書かれた書類を見せれば、噴出している大きな疑問に一つ答えられる、と思うのです。
 この書類の存在を他の部署で確認したという議員さんからの質問で、2部あるこの書類のもう1部を教育委員会も持っているはず、ということの指摘でしたが、その日は、出てこなかったようです。

やはり同じようにおかしいと思っておられる議員さんもおられます。ここから超党派で何とか考えて頂きたいと、切に願います。
 そして、その会議では建て替え問題は議題に上がらなかったのですが、一通りの会議が終わり傍聴者が会議室を出たあと、そこに全員残って扉が閉められ、またなにか話し合いが始まったようでした。会議室の外で保護者も結構長く立ち話などしていたのですが、終わらなかったようでした。  

  

2012年8月26日日曜日

28 地域の 「心のふるさと」代々木小学校


 代々木小学校は、何といっても、第一期生からの親人の皆様方や、代々木小の母体となった千駄ヶ谷第二小学校(仰徳国民学校)の同窓生の皆さま方が、地元に学校という「心のふる里」を求め、働きかけ、ご苦労を重ねられてようやく、ようやくこの地に創立された学校と聞いています。
 また、創立30年の頃にも、この千駄ヶ谷第二小学校、仰徳国民学校からの同窓名簿を整理されて、代々木小学校の同窓生も皆含めて記念事業を行われた。ことが年史に記されてあります。
  複雑な歴史を持ちながらも、先輩方のご努力により同窓生が一つとなったのです。 こういった、先人たちの思いを知る度に、代々木小学校は、現在の児童と保護者だけのものではないと、実感致します。

 そして先輩方や地域の皆さんが今の代々木小学校を支え見守ってくださってるお蔭で、現在代々木小学校は、非常に落ち着いた雰囲気の中で、先生と保護者が一体となって子供の事を考え、子供たちは本当にのびのびと勉強し、遊んでいます。

 そうはいっても我が家では、いじめや友達とのことを心配したことは実際ありました。しかし、当時の副校長先生に相談し、家と学校で早いうちに対処したことでいじめには発展せずに済み、また友達関係のことについて、学校側でよく見てくださっていて家庭にも声かけしてくださったので、実情を知ることができ、すごくスムーズに事が運んだ経験があります。
 その時にすごく少人数であることのメリットを感じました。いつもアットホームで良いなとは思っていましたが、本当にありがたく感じた出来事でした。
 あの時、子供が置かれている環境が、先生の目に届かずにそのままであったら、問題がおきていたかもしれません。でもすぐに対処してくださったおかげで、またよく見ていてくださったおかげで何事もなく済んだのです。すごく大きい出来事です。うちでは、また人数のことで学校を選ぶとなったら間違いなく少人数を選ぶだろうと思います。 余談でした。

 
 
 

27 8月28日(火)18:30~ 地域説明会 葵会館にて

 いよいよ、町会が動き出したといって良いのでしょうか。地域から書面での連絡がきました。
教育委員会が来られて説明をされるそうです。
葵会館は、文化学園のビルの敷地横にある公園にあります。
是非ご参加ください。

2012年8月3日金曜日

22 住民懇談会で、代々木・山谷の地域住民、保護者その他関係者が疑問点を噴出。反対の決意固める。

7/28共産党議員連主催の住民懇談会には、多くは代々木小保護者やOB・地域住民、そして少数とみられますが、山谷小のOB、地域の方や保護者も参加されていて、とにもかくにもお互いの生の声を聞ける良い機会となったようです。
 それぞれの立場からの主な疑問点、意見としては以下の通りです。

 ○山谷小児童転入用の代々木小整備費用、新校設立にも莫大な費用をかけ、そして代々木小の実質廃校案を出しながら、現在も大金をかけて代々木小の耐震工事を行なっている。あまりに計画性がなく、区の行政にがっかりする。税金の使い方としても大きな問題。
 ○山谷小保護者として。児童が2年間勉強する場所には、こだわらない。しかし、この計画自体は、選択肢もなく、強引で不信感を覚える。
 ○山谷小地域として。壊される現在の校舎は、よく考えられて建てられた良い校舎。本当に壊さなければいけないのか疑問。大金をかけて新しいものを作るのではなく、できれば改修して大事に使ってほしい。
 ○これまでの対応を見てきて、教育委員会への信用がない。山谷小の建て替え自体に疑問が生じてきた。補修が無理とする根拠の資料開示を求めたい。
 ○両校の子供の心のことを何も考えていない。教育委員会が考えたとは思えない計画。
 ○地域住民自体少ないこの代々木地域では、小学校児童・保護者は行事を支える大事な存在でもある。 地域から学校がなくなるのは非常に大きい問題。避難所にもなっているので困る。
 ○小規模校では児童にコミュニケーション能力が育たないとする区長への疑問。少人数だからこそ、意見交換が活発でコミュニケーション能力が育っている。学力面や生徒指導面での把握が容易で、きめ細かな対応や個別対応が可能であり、欧米等先進国では少人数授業が理想とされている。区として小規模校は意識的に残すべきではないのか。




25 住民懇談会で ~計画を白紙に戻すために・署名運動~

やはり、この計画を白紙に戻すためには、地域、保護者、関係者皆が心を一つにして本気でかからなければ、今までの例からして難しいだろうとのことでした。
 しかし、実際にそのようにして、署名を集め、区議会議員に働きかけた結果、このようなトップダウンの計画では大変難しいと思われる、請願書の採択が行われた例が、最近の渋谷区議会であったそうです。
   
 白紙撤回出来るかどうかは、皆さん次第。とのお話を伺い、決意を新たにした方も多いでしょうし、実際何をすれば良いか、具体的な質問も出ていました。

 署名活動はすでに始まっています。このブログでも署名用紙をお届けできるように検討しています。皆でできること、また各々が自分にできることを考えて行動に移さなければ、私たちの町の学校がなくなってしまうということです。
  




2012年8月1日水曜日

24 8月3日(金) 区議会文教委員会を傍聴しませんか。

8月3日(金)13:30~15:30  開始時間前に渋谷区役所5階 区議会事務局にて受け付け後、入れるようです。 今回、この建て替え問題が議題にあがる予定だそうです。多くの方が注目をしているということも委員の方々に知って頂けますし、実際に影響もあるようです。保護者に限らず、OB、地域、ご関係のみなさま、またこういった事例に興味をお持ちくださっている皆様等々、あふれるほどの人数で傍聴できれば素晴らしいですし、また実際に傍聴した方の話を伺いますと、一般的な会合とは程遠い雰囲気で会が進められているようで、区民として是非注目すべきではないかと思いました。
  また小さい子を連れては…と遠慮なさっていた方もいらっしゃるようでした。しかし、幼稚園の問題の時は区議会が子供であふれかえっていたというお話も先日の懇談会でありましたので、一度行かれてみても良いのではないかと思います。

 また、8月2日(木)10:00-11:00は、教育委員会定例会が行われ、こちらも傍聴できるようです。
こちらは4階教育委員会事務局にて時間前に受付です。

 区のサイトでは、会議は変更になることもある。と注意書きされていますので、ご心配な方は予め議会事務局、教育委員会事務局にご確認下さい。