この春、突然我が校(渋谷区立代々木小学校)に大きな問題が降りかかりました。来年4月に全校生徒100名余りの我が校に,隣校(山谷小学校)からほぼ全校児童200名余りが転校生として来て一緒に過ごし、2年後には両校廃校になり、新校が設立されるという計画だそうです。教育委員会からの説明に学校内が大きく揺れています。そんな状況にあることを、大勢の方に知って頂きたいと思い、慣れないブログを始めることにしました。

 そして、 これは個人のブログですが、問題の経緯が非常に複雑で、デリケートな問題をたくさん含んでいますので、それらについては自分の考えは置いて、一保護者の知っている範囲で学校や周囲で起こっていることをただ伝えるように努めたつもりですが、あまりに強引で拙速なやり方に思わず感情が入ってしまった部分も多々あります。どうかご理解の上、ご覧下さい。

2012年9月21日金曜日

41  渋谷区議会 本会議2日目 ご報告


一部傍聴できましたので、ご報告いたします。
手書きのメモからの報告ですのでご参考までにご覧下さい。
純粋無所属議員さんの質問に区長さんと教育長さんがそれぞれ答弁されました。

○山谷小の建物が古いことがわかっていたのに、大和田などの箱物を優先してしまったのでは。
  区長の思いつきには、職員も振り回されている。
 区長→山谷小児童の安全を守るため、適切な学校運営を図るため。このような結果になった。

○6/16説明会の議事録を改ざんしたと指摘されているが、教育委員会内部で確認したもののはずなのに、なぜ訂正したのか。 何で改ざんしたのか。
 教育長→改ざんと言わないで下さい。議事録は校長PTA会長に確認をとってから配布しています。

○代々木小の説明会中に、今までの認識の違いを認めて、新たな認識をされたのに、それを教育委員や区長に報告されたのでしょうか。
教育長→平成16年からの学校選択制で19.20年度以外は毎年山谷地区から代々木小に子供がきている。代々木地区からも山谷に行っている。山谷と代々木は行き来があった。そうであれば、保育園、幼稚園などで一緒であったりして親同士も交流があると思っていた。
 それが、山谷が嫌だから、代々木に来ているとの意見であった。

(当時の議事録では、教育長がお互いあっちが嫌だからこっちを選んだのかという質問をされましたが、質問者は、それにはつられずご自分の質問に軌道修正しておられます。)

とにかく野次がひどく、若い議員さんを気の毒に思いました。
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西原幼稚園について廃園の検討し直し、また採択された請願書への対応を誠意を持って行うよう意見がでましたが、
 → 保護者に説明して理解して頂いていることですから、変更はありません。
 → 請願については採択されましたが、その請願自体が、西原幼稚園のことを指しているとは、どこにも書いていない。
 傍聴席に若いお母さんが数名座っていらっしゃったので、おそらく保護者の方ではないかと思いました。 どんな思いでおられるかお察しいたしますし、ゆるされれば一度お話をうかがってみたいと思っています。





2012年9月19日水曜日

40 9/20(木)渋谷区議会 定例会 本会議 があります。

 山谷小建て替え問題関連の質問が幾つか予定されていますのと、議題に「渋谷区立学校の在り方検討委員会条例(制定)」が挙げられています。これも注目しなければいけない議題だと思います。

 また、西原幼稚園廃止問題で「渋谷区の区立幼稚園存続を求めるための請願」が昨年12月の本会議で採択されましたが、その後の対応も、他人事ではないと思います。その件も議題に上がっていますので是非、ご確認頂きたいと思います。
  
  質問など  コチラから ご確認ください。

2012年9月18日火曜日

39 説明会③ デメリットはない

 どれもこれもそうなのですが、最初の説明会から、保護者側が一貫して訴え続けていることの一つに、教委側が転校・統廃合によるデメリットを全く示してくれない。認めない。ことがあります。

 今回の説明会では、「代々木小学校には教育的にデメリットはありません!」と言い切ってしまわれ会場は騒然としました。

 認めない、示さない。ということは、それらの問題に対する用意が全く出来ていない。考えていないと保護者側は受け取ってしまいます。もし、教委さんが、事前にちゃんと詳しく前例を挙げて、このような事例には、こういう対策をして予防します。このようなことが考えられるのでこのように…。それでも起こってしまった場合は、このようにする予定です。もし、保護者側から心配があれば、一緒に考えましょう。くらいの用意・提示があれば、もう少し納得する人も出たでしょう。

 しかし、心配の種を訴えても、「これから検討します。」「その時は指導室が相談にのります」「教委が誠意を持って対応します。」など通り一遍の回答だけでは、誠意が伝わらないのではないでしょうか。
 強引で準備不足な計画であっても、もう少し位住民に寄り添った気持ちだけでも出してくれないのかなと。 人間理屈だけではないこともあります。 もう少し柔軟な態度を示してくれれば、気持ちが変わる人も出てくるかもしれないのに、と思うことがしばしばあります。

2012年9月17日月曜日

38 説明会② 通常、統合まで3年以上時間をかける理由

説明会前に、統廃合を専門にされている先生の講演がありました。参加人数30名は超えていたのではないでしょうか。
 今回の山谷小との統合計画では、二校の統合前に、発表からたったの1年で山谷小を転校させて実質統合状態を作るという手法が使われていますが、そのことに一番驚かれていました。
 確かに、学校の統廃合手続きは、いろいろ大変なものがあり、すぐにはできないのだそうです。それを、転校という措置をとれば、手続きは少ない。でもそのような荒技は、どこでも見たことがない。本当にそのようなやり方ができるのかどうか、これから少し調べてみたいとのことでした。

 保護者の心配のひとつに、この性急さと強引さがあります。
 どこの行政・教委でも統合前には最低3年はかける。ということが常識のようです。
「まあまあ。子供は柔軟だから、大丈夫だよ」 とおっしゃる方は少なくありません。私もそのようにも思っていた時期も正直いってありました。でも説明会に出て、他の保護者の方の訴えを聞くうちに、それは、あまりに乱暴な考えであったことがわかりました。
 
 説明会での意見です。
 意見者: 準備期間に1年もないなどはありえない。
両校の子供たちは、朝学校に行って一番最初に何をするからして違うと思う。休憩時間の使い方、給食、など一つ一つが同じではない。また、山谷小は低学年からPCを使わせているとのことだが、代々木では高学年しか使わない。そういったところで、できるできないの話になるでしょう。
 大人が考えているよりもずっと細かく身近な問題で、いじめなどのトラブルも起きます。
ですから、普通は統合する前にゆっくり時間をかけて、そういったズレを埋めていくのではないのか。 
 しかし、山谷の子の安全を守るためには、早くしなければいけないのであれば、最初に戻るが、代々木中学校に山谷小学校を維持して移るのが一番良いと思う。

  この意見に大きな拍手が起こりました。

2012年9月16日日曜日

37 9/16 今日は鳩の森八幡神社のご祭礼日です

 南新宿町会が当番なので、氏子九町会8基の神輿が南新宿に集まったそうです。
そこで代々木小学校の鼓笛演奏が行われました。
 校歌・銀河鉄道999・そばかす  の三曲が演奏され、大きな拍手と歓声を頂きました。
人数は普段よりも少なかったのですが、ビルの谷間の道路ということも手伝って、音が反響したのか、とても大きな音に聞こえて迫力がありました。

 区長さんはじめ、各町会の担ぎ手の皆さん方もたくさん見てくださっていたので、さぞかし緊張したことと思いますが、子供たちはよくやりました。本当に親のほうがドキドキしたことでしょう。

 鼓笛演奏のあとに区長さんの挨拶があるということで、その発言に注目が集まりましたが、地域の伝統と文化を守って街を活性化させてほしいとの内容だったようです…。

 祭礼には、代々木小学校は、PTAで割り振って祭礼のお手伝いをします。子どもも勿論親について行ったり、太鼓連として、踊り手として、担ぎ手、賑やかしなどなど、活躍する場が多いものです。
子供は地域の宝。といいますが、祭りでは特に実感します。

 今回の統廃合計画が進めば、この地域から学校はなくなります。子供たちは地域を素通りして隣の地域に通うことになり、子供と地域の関係は希薄化するというのが、今までの統廃合の例からみえることだそうです。
 しかも山谷小学校は行政地区も、氏子地域も違って代々木八幡宮の氏子地域の学校ですので、来年からは、二つの地域の子供が混在することになり、毎年ではありませんが、祭礼のこうした鼓笛演奏、土曜日授業と地域行事との調整、 地区運動会も、今まで千駄ヶ谷小・鳩の森小と3校で当番して開催していましたが、子供たちは学校はないけれども地域住民として参加するのか、どれをとっても綿密な調整をしなければ、うまくいかない、ヘタをすれば、この地域の祭礼からそのうち子供が消えてしまうかもしれないのです。 
 しかし、その綿密な作業をするのは学校では校長先生はじめとする先生方、地域では住民の方々、保護者などであって、決して教委さんではありません。
 大げさに言っている訳ではありません。実際区内の以前の統廃合で、神輿の担ぎ手が大幅に減ってしまって、成り立たないといった事例があったそうです。
 是非鳩の森神社祭礼の氏子問題としても、関心を以て考えて頂ければありがたいと思います。
 

2012年9月15日土曜日

36 第4回保護者説明会 ~怒号と涙~

9/15(土)10:00~12:00 (長くなりますので、随時公開します)
 ※私は録音していませんでしたので、自分が聴いた範囲でお伝えします。
  後日音源等で確認後、訂正があればお伝えしますので、参考までにご覧下さい。

まずは、教委さんが説明に入る前に、保護者側から今までの質問に回答がなされていないとして、用意された質問状により、14項目にわたる内容の質疑応答となりました。
 
 そして、その中で、でてきた参加者の意見が印象的でしたのでまず、お伝えします。

▲来年度の児童の比率が 山谷2:代々木1 であることについて 
意見者:教育の現場をよく知っている。しかし、受け入れなどで、外から来る人数と受け入れの比に2:1 などありえない。どんなにひどくても 1:1 。当たり前の措置です。100名のところに200名は教育としては配慮なし。そのようなことをさせるなど現場の先生も気の毒すぎる。と声を震わせての訴えに会場も大きく同意し、涙する方もいらっしゃいました。

同意者:先日夏の行事で他校と共に行うプログラムがあったが、人数の比率がやはり代々木が少なく、自分たちが転校生のようで自分を出すことができなかった。と子供から聞いた。
 一つの行事でも、こういうことが明らかになっている。これが学校の毎日の生活となった場合の想定をなぜできないのか。そんなときに大事なのは、子供たちをよくわかっている先生、子どもたちの割合が2:1ならば、先生の割合は1:2でなければならない。特に校長先生はこの混乱期の1年を知っている先生、あと3年は続けなければ困る。
▲子供にいじめなどの問題が起きたときの対応について、教委指導室がきめ細かく対応するとの説明に。
意見者:数年前いじめ問題が起きた時、教委は何も対応してくれなかったことを覚えている。だからその言葉は絶対に信用できない。それでもその時はクラスの保護者が団結して要望したので、教委まで意見が上がったが、小規模ではない来年度からは保護者がそんなに団結するとは思えない。だから余計に心配が募る。
 実際に問題が起きた時に、どのように対応する用意があるのか、具体的に示してくれなければ
絶対に信用しない。




 

2012年9月8日土曜日

34 署名運動本格化 ご同意下さる皆様にお願い致します

 現在、保護者、OBは勿論、地域への働きかけも本格化しており、来週あたりに教育委員宛 第一回目の署名提出をする予定のようです。
 これに間に合わなくても引き続き2回.3回と、集まり次第提出するようですので、まだまだ皆様のご協力をいただけましたら、大変ありがたく思います。 

「渋谷区の子どもの教育環境を守る会」 にて署名用紙を取りまとめております。 

 今までの渋谷区内で起こっている教育施設の問題を見てきて、今回のこの件を簡単に受け入れてしまうと、また近いところで次に同様のケースが起きてしまうと思わずにはいられません。
 
 このようなやり方はおかしい、、ということは十分わかっておられるのかもしれません。仕事だから。そうするしかないと思っておられるのだとも思います。
 住民としては、仕事をすればするほど区民に喜んでもらえる。そんな組織であってほしいです。
 是非ご署名のご協力をお願い致します。
 
 
 
 
 

 
 

2012年9月6日木曜日

33  9/3 山谷小との意見交換会 

この会合に出席された区議さんのご報告がありますので、ご参照ください。
http://shibuyaopen.blog17.fc2.com/blog-entry-1667.html

 この山谷小との意見交換会は、建て替え、転校問題が降って湧いた当初から、一番、一番望んでいた会合であったと思います。過去の山谷小での教委さんの説明会の記録を見る限りでは、同じくこの教委さんのやり方に対しての不満や、転校そのものの不満の声も多数上がっていましたし、そのうち山谷小も廃校ということになり、山谷小OB会の総会などでは、相当問題になっていたと聞きます。地域の方でOBだという方も、この校舎が本当に建て替える必要があるのか疑問を持っているという方がいらっしゃいました。

 代々木小保護者の反対は、山谷小に向けられたものではないことが、署名用紙やチラシなどからもうかがえます。
 山谷小保護者の方々と一緒に良い方法を考えたい。一緒に一枚岩になって反対できないものか常に訴えていたのですが、諸々の支障があるようでこれまでなかなか叶わなかったのが現実です。この意見交換会を機会に、どこに問題があるのかを一緒に考えられれば、事態は変わっていくのではないかと期待してしまいます。 
 

2012年9月4日火曜日

32 8/28 教育委員会説明会(地域) 概要

あいにく、出席できませんでしたので、出席された方から聞いた範囲での内容を記します。
ご参考程度にお読みくださればありがたいと思います。
また、議事録等がきましたら、詳しくお伝えできると思います。
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2012/8/28(火)18:30~20:30 於 葵会館

教委からの説明 : 6月の説明会にて保護者へ新校設立を提案するまでの経緯 

質疑応答 : 
①新校の案ができたのはいつか⇒教委「今年6月です」
②耐震工事の話からいきなり統廃合の話になるのは、あまりに場当たり的ではないか。他区で教員をしているが、統廃合はあっても計画的に長時間、教委と学校、PTA,地域が話をしている⇒回答なし
③代々木小が廃校になったとき、同校の敷地はどのように利用するのか。
⇒地域の利便を考え、地域防災センターのようなものを考えている。
④200名もの児童が急に転校してくるとなれば、子供の心の動揺が大きい。いじめや不登校の原因になることも考えられる。その場合、あなた方教育委員の実名がマスコミに出ることになるが、その覚悟はあるのか。⇒回答なし
⑤山谷小の敷地に仮校舎は立てられないのか。
⇒校舎を壊すと、そのコンクリート片を校庭に置かなければいけないので、仮設校舎を校庭に建てるスペースがない。
⑥今回の話はなしにして、はじめから案を作り直したほうが良いのでは。
⇒方針通りにやりたい。
⑦代々木小児童は原宿外苑中学に、山谷小児童は代々木中学に進学している。新校ができた場合、卒業生はどちらの中学校に進学するのか。
⇒明確な回答なし
⑧山谷小で、代々木小のPTAは納得していると言ったそうであるが、そのような事実はない。謝罪してほしい。⇒明確な回答なし
⑨代々木小は元々鳩の森小から分離したのでそちらと統合したほうが良いのでは。
⇒参考になりました。
⑩区長は地域のことを考えていない。画期的な意見があれば案を変えられるのではないか。
⇒無回答
⑪すぐに山谷小を廃校にしない理由は。
⇒新校を山谷小と代々木小を基盤にしたものにしたいので、新校が立ち上がるまで、山谷小を廃校にしない。
⑫現在、教委と代々木小PTA、教委と山谷小PTAというように別々に話し合いが進められているが、このまま新校が発足したら、PTA同士の対立になるのでは。
⇒両校のPTAと合同の話し合いを持つようにします。
⑬代々木小の敷地跡に新校を建てられないか。
⇒もう少しすると、代々木小の校舎が古くなるので、できない。
⑭校舎があって教育があるのではない。発想をかえてほしい。
⑮今後もこのような話し合いをもってほしい。⇒そうします。

2012年9月2日日曜日

31  9/1発行のしぶや区ニュースで

学校選択制の「希望調査書」を提出して下さい。との記事がありました。
「建て替え工事のため山谷小学校の通学区域の人は代々木小学校が通学区域となります。」とあり、代々木小学校の受け入れ人数が昨年の倍の 62名 で山谷小学校は既に省かれています。

ほかは、殆ど変わりないのですが、鳩の森小学校が2名増えていましたのは、少し気になりました。
これは昨年のPDFです
http://www.city.shibuya.tokyo.jp/city/news/pdf/20110901/p3.pdf

こうして、教育委員会さんがたてたタイムテーブルに従ってどんどんと進めて行かれるのですが、そのことはあまり気にせず、おかしいことは、おかしい、と反対運動は益々大きくなっていく模様です。

このお話を人にしていくうちに、このような意見にもあいました。
「公立の小学校に通わせているなら、教育委員会のいうことを聞くべきで、嫌なら私立に行けばいい」「反対したところで、あなたたちが学校運営をできるわけではないのだから」

そうなのでしょうか。自分たちでは運営できないから、口を出してはいけないのでしょうか。
公立の小学校運営が気に入らない人は、私立を選択するしかないのでしょうか。

そうではないはずです。学校設置者の区長さんが、どんな考えを以てこのような対応を起こしたのか、渋谷区民としてしっかり関心を持って、目を光らせることが大事なんだと、痛い思いをしてはじめてわかったのです。
 この問題は、ただ現在山谷小と代々木小に通わせている保護者だけの問題ではないと思います
できるだけ多くの人に知って頂きたいと思います。

2012年9月1日土曜日

30 一般的な統廃合問題ではありません。

 この問題を人にお話しする時に、最初は、「統廃合問題多いね。子供が少ないから仕方ないよね。」と早々に流されてしまうことが度々ありました。でも最後まで話を聞いてもらうと殆どの人が、「それおかしい!」となります。学校問題に詳しいメディアの方々からも、ここまでの話はあまりないという意見がもれなく聞かれるようです。

 そして現在、保護者・地域の皆様方等々の声掛けにより続々と署名が集まっているようです。