この春、突然我が校(渋谷区立代々木小学校)に大きな問題が降りかかりました。来年4月に全校生徒100名余りの我が校に,隣校(山谷小学校)からほぼ全校児童200名余りが転校生として来て一緒に過ごし、2年後には両校廃校になり、新校が設立されるという計画だそうです。教育委員会からの説明に学校内が大きく揺れています。そんな状況にあることを、大勢の方に知って頂きたいと思い、慣れないブログを始めることにしました。

 そして、 これは個人のブログですが、問題の経緯が非常に複雑で、デリケートな問題をたくさん含んでいますので、それらについては自分の考えは置いて、一保護者の知っている範囲で学校や周囲で起こっていることをただ伝えるように努めたつもりですが、あまりに強引で拙速なやり方に思わず感情が入ってしまった部分も多々あります。どうかご理解の上、ご覧下さい。

2012年9月17日月曜日

38 説明会② 通常、統合まで3年以上時間をかける理由

説明会前に、統廃合を専門にされている先生の講演がありました。参加人数30名は超えていたのではないでしょうか。
 今回の山谷小との統合計画では、二校の統合前に、発表からたったの1年で山谷小を転校させて実質統合状態を作るという手法が使われていますが、そのことに一番驚かれていました。
 確かに、学校の統廃合手続きは、いろいろ大変なものがあり、すぐにはできないのだそうです。それを、転校という措置をとれば、手続きは少ない。でもそのような荒技は、どこでも見たことがない。本当にそのようなやり方ができるのかどうか、これから少し調べてみたいとのことでした。

 保護者の心配のひとつに、この性急さと強引さがあります。
 どこの行政・教委でも統合前には最低3年はかける。ということが常識のようです。
「まあまあ。子供は柔軟だから、大丈夫だよ」 とおっしゃる方は少なくありません。私もそのようにも思っていた時期も正直いってありました。でも説明会に出て、他の保護者の方の訴えを聞くうちに、それは、あまりに乱暴な考えであったことがわかりました。
 
 説明会での意見です。
 意見者: 準備期間に1年もないなどはありえない。
両校の子供たちは、朝学校に行って一番最初に何をするからして違うと思う。休憩時間の使い方、給食、など一つ一つが同じではない。また、山谷小は低学年からPCを使わせているとのことだが、代々木では高学年しか使わない。そういったところで、できるできないの話になるでしょう。
 大人が考えているよりもずっと細かく身近な問題で、いじめなどのトラブルも起きます。
ですから、普通は統合する前にゆっくり時間をかけて、そういったズレを埋めていくのではないのか。 
 しかし、山谷の子の安全を守るためには、早くしなければいけないのであれば、最初に戻るが、代々木中学校に山谷小学校を維持して移るのが一番良いと思う。

  この意見に大きな拍手が起こりました。