説明会前に、統廃合を専門にされている先生の講演がありました。参加人数30名は超えていたのではないでしょうか。
今回の山谷小との統合計画では、二校の統合前に、発表からたったの1年で山谷小を転校させて実質統合状態を作るという手法が使われていますが、そのことに一番驚かれていました。
確かに、学校の統廃合手続きは、いろいろ大変なものがあり、すぐにはできないのだそうです。それを、転校という措置をとれば、手続きは少ない。でもそのような荒技は、どこでも見たことがない。本当にそのようなやり方ができるのかどうか、これから少し調べてみたいとのことでした。
保護者の心配のひとつに、この性急さと強引さがあります。
どこの行政・教委でも統合前には最低3年はかける。ということが常識のようです。
「まあまあ。子供は柔軟だから、大丈夫だよ」 とおっしゃる方は少なくありません。私もそのようにも思っていた時期も正直いってありました。でも説明会に出て、他の保護者の方の訴えを聞くうちに、それは、あまりに乱暴な考えであったことがわかりました。
説明会での意見です。
意見者: 準備期間に1年もないなどはありえない。
両校の子供たちは、朝学校に行って一番最初に何をするからして違うと思う。休憩時間の使い方、給食、など一つ一つが同じではない。また、山谷小は低学年からPCを使わせているとのことだが、代々木では高学年しか使わない。そういったところで、できるできないの話になるでしょう。
大人が考えているよりもずっと細かく身近な問題で、いじめなどのトラブルも起きます。
ですから、普通は統合する前にゆっくり時間をかけて、そういったズレを埋めていくのではないのか。
しかし、山谷の子の安全を守るためには、早くしなければいけないのであれば、最初に戻るが、代々木中学校に山谷小学校を維持して移るのが一番良いと思う。
この意見に大きな拍手が起こりました。