毎年、千駄ヶ谷地区、鳩の森小と千駄ヶ谷小と代々木小の3校持ち回りで開催されています。
今年は千駄ヶ谷小学校で行われます。千駄ヶ谷小はおそらくこの辺りでは珍しい土のグラウンドですので、靴や靴下が土ぼこりで汚れる感じが、何とも懐かしい場所です。
歴史も古く、グラウンドの隅に昔の門の跡らしき石などが残されていて、伝統を感じさせてくれます。
鳩の森小と代々木小の前身ともいえる千駄ヶ谷第二尋常小学校(仰徳国民学校・現在の代々木駅東側ドコモタワー近辺)も、この千駄ヶ谷小学校の人数が増えていったのでそれぞれ開校となったと年史で読んだことがあるような気がします。
戦争で仰徳国民学校の校舎が燃えてしまったときは、鳩の森小(明和国民学校)の児童と、原宿署庁舎を借りたり、青空教室であったり、二部に分けて勉強をしたそうです。
歴史的にも繋がりがあり、年間に幾つもの行事を一緒に続けてこられてきて、現在の形ができあがっているのだと思います。
地区運動会は地域対抗の運動会で、九つの町会で割と本気で点数を競い合う、楽しい行事ですが、代々木小がもしなくなったとしたら一体どうなるのでしょうか。今は代々木小でも三年に一度行われているので、参加者は割と多いです。ですが、ここで行われなくなって2校で回すことになった場合、数年は、代々木小であった記憶がありますので元代々木小の児童も参加すると思うのです。それでも、その先近い将来、山谷小としてしか過ごしていない児童や親の世代になったときに、この行事に参加する家庭や子供がどれだけ残るのでしょうか。ちょっと想像に難いものがあります。